「マンションやアパートなどの共同住宅でテレビが映らなくなってしまった」
そんなとき、どのような原因が考えられ、どのような確認や対応をすればよいのかを解説していきます。
共同住宅の場合、まずはどのような方法でテレビを受信しているのか確認しましょう。もしものトラブルのために、できれば引越しのタイミングで管理会社に確認しておくとよいでしょう。一般的には、次の3つのうちのどれかに該当していると思います。
1つ目は、アンテナで電波を受信する方法です。最も一般的な形で、共同アンテナで受信したテレビの電波が各部屋に分配されて届けられます。アンテナを各世帯分用意しているわけではなく、ブースター(電波の増幅器)で強くした電波を、各世帯に届けています。
2つ目は、ケーブルテレビです。ケーブルテレビは、マンションやアパートでテレビの電波を受信することはなく、別の場所で管理されている受信設備で電波を受信します。地デジと衛星放送のどちらの電波も受信して、ケーブルで住宅にテレビ電波を届けているものです。
3つ目の受信方法は、ひかりTVです。ひかりTVもケーブルテレビのように、マンションやアパートとは別の場所から有線で送信されたものを、テレビで受信します。インターネットのイメージが強い光回線ですが、電話やテレビ放送にも使うことができます。
共同住宅で、テレビが映らない場合、きちんと原因をつきとめるなら、自分の部屋だけ映らないのか、マンション・アパート全体でテレビが映らないのかを把握する必要があります。ご近所の方にきいてみたり、管理会社に他の住人の方からテレビが映らなくなったという連絡が入っていないかと確認してみましょう。
もしも、テレビが映らなくなったのが、自分の部屋だけだった場合、次のようなことが考えられます。
ケーブルが抜けたり、緩んだりしていないか確認し、ケーブルを差しなおしたりしてみましょう。それでも改善しない場合は、ケーブルの断線や不具合、テレビの故障の可能性があります。管理会社に連絡をして、状況を説明し、点検などを依頼しましょう。
自分の部屋だけでなく、マンションやアパート全体でテレビが映らない場合は、何か共通の不具合が起きている可能性が高いです。例えば、アンテナであれば、天候が影響している可能性もありますし、ケーブルテレビやひかりTVの場合は障害などがでていることも考えられます。これらが原因であれば、しばらく様子をみることで、復旧することがありますが、長時間続くようでしたら管理会社に連絡し、調査などの対応を依頼しましょう。
以前のマンションではBS放送をみることができたのに、引越し先ではBS放送が映らない。この場合に考えられるのは、引越し先の建物にBS放送をみる環境が整っていない可能性があります。BS放送を視聴するためには、BSアンテナを設置するか、ケーブルテレビ、ひかりTVのいずれかの環境が必要です。マンション・アパートのテレビの受信環境がアンテナで、共有のBSアンテナがない場合は、視聴ができません。
どうしても、BS放送をみるためにアンテナを設置したい場合は、管理会社に確認して許可をとってからにしましょう。テレビアンテナの設置には、専用の金具を使用したりします。物件によっては、ベランダなどへのアンテナ設置を許可していないものもあります。アンテナ工事の専門業者に依頼をする場合も、必ず事前に許可をとった上で連絡をしましょう。
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せっかくBS/CSアンテナを取り付けたのに番組が視聴できない。そんな時に確認していただきたいのが、アンテナへの電源供給設定です。BS/CSアンテナは電源供給がされないと、映像をテレビまで届けることができません。今回は、アンテナへの電源供給について解説していきます。
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BS/CSアンテナへの電源は、テレビやレコーダーなど、接続する機器から供給されます。また、ブースターを利用している場合は、ブースターから電源を供給します。家電製品のようにコンセントを繋ぐようなことはありません。
電源がアンテナに届いているかの確認方法ですが、次の点をチェックしてください。
この中で、3つ目の電源供給設定は、接続するテレビまたはレコーダーから設定をする必要があります。
BS/CSアンテナに電源供給をするための設定があります。設定は、リモコンボタンの操作により可能ですが、メーカーによって設定方法が異なりますので、各メーカーのホームページなどを参考に行ってください。また、設定は「オン」と「オート」があり、それぞれ、次のような違いがあります。
オートに設定をしてBS/CS放送が視聴できない時は、設定をオンに切り替えてみてください。この切り替えを行うだけで、視聴できるようになる場合があります。
複数のテレビでBS/CS放送を視聴していて、特定のテレビを消すと他のテレビでBS/CS放送の視聴ができなくなることがあります。この場合の考えられる原因は分配器です。
分配器には、1端子だけ電源が通る1端子電流通過型というものがあり、特定の1台からのみ電源供給ができる仕組みになっています。そのため、対象の機器の電源を切ると、アンテナに電気がいかなくなり、他のテレビで放送の視聴ができなくなるのです。
解決策としては、分配器を「全端子電流通過型分配器」に交換することです。このタイプの分配器に交換すれば、接続しているすべての機器から電源供給が可能になります。
電源供給設定は、基本的には一度設定すれば良いものです。しかし、テレビの買い換えや、機器の追加をした時は、再度同じような設定が必要になります。また、何かの拍子に設定が変わってしまうこともありますので、トラブルの際は必ず設定の確認も行ってください。
この記事でご紹介した方法で解決しない場合は、もしかしたら電源以外の原因でBS/CS放送が映らなくなっている可能性もあります。アンテナ工事業者にアンテナの点検を依頼や相談をしてみましょう。
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引越したらテレビが映らなくなった。
このようなトラブルはよく発生します。引越しの際の衝撃で、テレビ自体が故障してしまう可能性もあります。しかし、それ以外にも、ちょっとしたことが原因で映らないのかもしれません。
今回は引越し先でテレビが映らなくなってしまった時の、チェックポイントと対処法を紹介します。
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新居でテレビが映らない時に考えられる原因は、ちょっとしたことから専門家の対応が必要なものまで様々です。かんたんに確認ができるものから、順番にご紹介していきます。後半は専門知識が必要なものや、高所作業が必要になりますので、アンテナ工事専門業者に依頼をしましょう。
主なものだけで7つもあります。ここからは、1つずつ対処方法をみていきましょう。
まずは、コンセントからテレビに繋がっているケーブルの接触などを確認してください。コンセントが抜けていたり、テレビへの接続部分がズレていたら、きちんと奥まで差し込みなおしてください。コンセントの接続に問題がなく、テレビの電源がつかない場合は、ブレーカーも確認しましょう。
テレビに差し込まれているB-CASカードが、きちんと奥まで差し込まれているか確認をしましょう。B-CASカードは、テレビを移動する時の振動で、緩んでしまったり、抜けてしまったりすることがあります。また、きちんとささっている場合も、テレビの電源が入っていない状態で、一度抜いて差しなおしてみてください。
チャンネル設定は、住んでいる地域によって異なります。引越し前のチャンネル設定だと、テレビが映らないことがあります。引越し先のチャンネル設定に変えましょう。
ここからは、自力では確認や対応が難しい項目です。アンテナ工事専門業者などに連絡して対応を依頼しましょう。
新築一戸建てへの引越しでありがちなのが、アンテナ設置を忘れてしまうことです。アンテナの設置忘れの場合は、アンテナ工事業者に連絡をして設置してもらいましょう。
アンテナが設置してあるのに、テレビの映りがわるい場合は、もしかしたテレビの電波レベルが弱いエリアなのかもしれません。電波レベルが弱い場合は、受信感度の高いアンテナに切り替えたり、設置場所を変更したりすると、改善する見込みがあります。アンテナの移動などは、危険を伴うことがありますので、アンテナ工事業者に依頼することをおすすめします。
アンテナの配線に問題があり、正しく信号が届かない場合があります。部屋のアンテナ端子からテレビまでのケーブルが正しくつながっているのに、映らない時は、他の部分に問題があるかもしれません。アンテナ工事業者に依頼して、問題を特定してもらいましょう。
アンテナが正しい方向を向いていないと、電波を受信しにくくなり、テレビが映りにくくなったりします。アンテナには受信しやすい面があるので、その面を電波塔にむければ、受信環境の改善が期待できます。
引越し先でテレビが映らない時、画面の状態である程度の状況は把握できます。
テレビに電気が通っていないか、故障している可能性があります。電源を確認して、おかしい場合は、修理を検討しましょう。
アンテナの電波レベルが低下している状態です。アンテナからテレビまで、電波が届いていますが、非常に弱いことを表しています。原因は地域の電波状態、アンテナの向きなどが考えられます。
何らかの原因でテレビに電波が届いていません。確認できるケーブルなどがすべて正しくつながっているのにこの表示が出る場合は、アンテナ周辺にもエラーがある可能性があります。
つい最近まで映っていたテレビが映らなくなった、アンテナの調子が悪いなど、テレビに関するトラブルなら電翔にお任せください。
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「テレビでBS放送(CS放送)しか映らない」
このような事象は、決してめずらしくありません。最初の設定時からBS放送しか映らない時、今まで地デジもBSもみれていたのに、急に地デジだけ映らなくなってしまった時など、考えられる原因と確認のポイントについてご案内します。
もしも、このようにテレビが急に映らなくなって、現在お困りの場合は、下記の電翔お客さま窓口までご連絡ください。
テレビアンテナ工事の専門業者 電翔の相談窓口
地デジの電波に一時的な障害が出ている可能性があります。受信できていない状況か、電波が弱くなっているかもしれません。テレビの画面に「E201」や「E202」という表示が出ていたら、テレビまで電波が十分に届いていない可能性が高いです。
電波障害は一時的な場合が多いので、一定の時間をおいて再度テレビの状態を確認してみてください。長時間状況が変わらないようでしたら、他の原因も考えられます。
アンテナ端子やテレビ本体など、地デジのケーブルの接続部分が緩んだり抜けていたりして、映らなくなることがあります。分波器を使用している場合は、装置の地デジケーブル側だけが抜けているかもしれません。また、接続不良はケーブルや端子の劣化などによって引き起こされるケースもあります。「E202」が画面に表示されている場合は、電波がテレビまで届いていないことを表すので、ケーブルなどの接続不良の可能性があります。
確認できるすべての端子の接続を確認してください。ケーブルの抜き差しなどをおこない、きちんとケーブルがつながっている状態で、状況が改善しない場合は、ケーブルの劣化または別の原因が考えられます。
チャンネル設定がうまくいっていない場合も、地デジが映らなくなります。引っ越しをして、チャンネル設定が以前の地域のままになっていないか確認してみてください。地デジのチャンネル設定は、地域によって違うものなので、地域がかわることで地デジが映らなくなる可能性は十分にあります。
チャンネル設定をやり直すことで解決する可能性が高いです。
ほとんどのリモコンには、「地上」「BS」「CS」とボタンが並んでいます。「BS」ボタンを押したあとに他の操作をしても、BS放送の番組切り替えや設定しかいじれず、地デジ放送をみることはできません。
リモコンの「地上」ボタンをおしてから操作することで解決する可能性が高いです。
地デジのアンテナに劣化や故障などのトラブルが起きている可能性があります。地デジとBS/CSの衛星放送は電波を受信するアンテナが異なります。地デジアンテナだけにトラブルが起きていると、テレビにはBS/CSしか映らない状態になります。
また、故障に限らず、強風でアンテナの向きが変わってしまっても同じようなことが起きる場合があります。
アンテナトラブルの可能性がある時、もしくは原因がわからない時は、アンテナ専門業者に連絡をしてください。もしもアンテナトラブルが原因だった場合は、修理または新しくアンテナをつけ直す必要があります。
全部ではなく一部の地デジが映らない、特定のチャンネルでノイズが入るといった症状の場合は、アンテナの受信感度弱い可能性が考えられます。一時的なものであれば、時間の経過とともに改善しますが、この症状も長く続くようであれば、他のところに原因があるか、電波の受信環境の改善が必要な場合があります。長く続いた場合は、アンテナ専門業者に相談してみましょう。
テレビに、BSしか映らない場合に考えられる原因をご紹介してきました。
ここでご紹介したケース以外にも、様々な原因でテレビが映らなくなることがあります。確実に時間をかけずに解決したい時は、専門家であるアンテナ工事業者に相談をしましょう。電翔でもテレビが映らなくなったというご相談は、よくいただいています。原因を特定し、適切な解決策をご提案できますので、お困りの場合は、ご相談ください。
テレビアンテナ工事の専門業者 電翔の相談窓口
「自宅のアンテナに雷が落ちることはあるのでしょうか?」
「雷の後、テレビが映らなくなった。これは雷の影響?」
アンテナを雷が直撃すると言うことは、ありえない話ではありませんが、極めて稀なことと言えます。しかし、直撃はしないにしても、雷の影響でテレビが映らなくなったりすることはあります。雷が原因で起こり得るアンテナやテレビの故障、雷のあとにテレビが映らなくなってしまった時の対策などをご紹介していきます。
アンテナ・テレビトラブルのご相談は電翔までご連絡ください
非常に稀なケースですが、もし仮にアンテナや屋根を雷が直撃した場合、アンテナ本体以外にもたくさんの被害が想定されます。アンテナ周辺の屋根や、電気が通っているものの多くが被害をうけます。例えば屋根が壊れたり、コンセントに繋がっている家電が使い物にならなくなったりと、多くの被害を受けてしまうでしょう。
このように、アンテナや家など、直接、対象物に落雷して被害を及ぼすものを直撃雷といいます。
アンテナなどに、被害が出るケースは直撃雷だけではありません。いくつかの雷の落ち方によって被害が発生します。
主に、アンテナやテレビ周りに被害を及ぼす可能性がある落ち方は、以下のようになります。直接、アンテナや家に雷が落ちなくても、被害が発生する可能性は十分にあります。
直撃雷 |
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誘導雷 |
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侵入雷 |
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逆流雷 |
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雷のあとにテレビが映らなくなった場合は、できるだけアンテナ工事の専門業者にご連絡をお願いいたします。雷による影響範囲は、アンテナに限らず、テレビのケーブル、ブースター、分配器、テレビ本体など非常に広範囲です。原因の特定には、専門知識が必要になります。普段から相談しているアンテナ専門業者、または電翔にご連絡いただければ、原因の特定から復旧対応まで行います。
雷の被害が疑われる場合は、加入している火災保険会社にもご連絡ください。契約の内容にもよりますが、ほとんどの場合、自然災害にも対応したプランに加入していると思います。雷が原因で修理や交換が必要な場合、アンテナやテレビ、その他の家電も補償される場合があります。ただし、これは申請をしなければ補償はされません。火災保険が適用可能であれば、費用の負担も大幅に減らせます。使えるのに使わなかったというケースが、一番もったいないので、必ずご確認をお願いします。火災保険が利用できるかどうかを含めて、電翔にご相談いただいても構いません。
アンテナ・テレビトラブル時の電翔のご相談窓口
雷の被害を最小限に抑えたいという場合は、雷サージプロテクタやSPDなどの雷対策製品を設置しておくことをおすすめします。アンテナから侵入してくる雷サージを低減し、ブースターやテレビを守る役割があります。特に雷の多い地域などに住んでいて、心配だなという方は、設置しておくとよいでしょう。
今回は、テレビやアンテナの雷被害についてご紹介しました。ポイントを再度まとめます。
雷以外にも、テレビやアンテナについて、何かおかしいと感じましたら、お気軽に電翔までご連絡ください。アンテナのプロのスタッフが様々なトラブルに対応いたします。
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