衛星放送の視聴に必要なBS/CSアンテナ。アンテナの設置・配線工事の相場や、設置の際の注意点などを解説します。
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まずは、BS/CSアンテナの設置、配線工事費用の相場を確認してみましょう。
BS/CSアンテナの設置・配線工事相場
BS/CSアンテナは、大きく2つに分けられます。新4K8K対応アンテナと非対応アンテナ(2Kアンテナ)です。どちらのアンテナを設置するかによっても、金額が変わります。現時点では、従来の2Kアンテナよりも新4K8K対応のアンテナを設置することが一般的であり、おすすめです。費用に関して、幅があるのは、アンテナ本体の価格、設置業者による価格の違い、ケーブル延長・高所作業などのオプション費用有無などで変わってくるためです。
設置場所の状況にもよりますが、BS/CSアンテナをDIYで設置することは可能です。難易度の低い環境であれば、アンテナに同梱されている金具の設置、アンテナの取付まではそれほど難しくないでしょう。工具があれば、作業自体はDIYでも可能です。ただし、とにかくアンテナを取り付ければ衛星放送が視聴できるというわけではありません。DIYで難しいとされているポイントについてご紹介します。
BS/CSアンテナは、正常に視聴するためには、受信環境を整える必要があります。
地デジアンテナの場合は、電波塔との間に多少の遮蔽物があったり、向きが少しだけずれていても、問題のない強度の電波を受信できるケースがありますが、BS/CSアンテナの場合は違います。アンテナの向きはしっかりと衛星の方向を向かせて、なおかつ建物などの遮蔽物がない場所に設置しなければなりません。ベランダなどが、その条件を満たせる環境であればよいのですが、そうでない場合は、住宅の更に高い位置や、壁面などへの設置を検討しなければなりません。
DIYで行う時に、ケーブルの配線で一番悩まれるのが、室内への引き込みです。BS/CSアンテナは必ず屋外に設置するかたちになるので、アンテナからのケーブルを室内に引き込む必要があります。アンテナ工事業者の場合は、エアコンの配管ダクトから引き込みを行ったり、隙間用のケーブルをしようしたり、壁に穴をあけたりと、状況にあった判断と作業を行います。DIYでは、どのようにケーブルを室内に引き込むかよくシミュレーションをしてから実施できるようにしましょう。
BS/CSアンテナの設置や配線工事については、まずはアンテナ工事業者への見積りから始めることをおすすめします。専門家であるため、設置場所、角度調整、ケーブルの引き込み、受信状況確認まですべて任せることができます。最適な受信環境を選択してもらえる上に、設置後に何かあった場合もフォローが受けられるというメリットもあります。
作業内容や金額をみてから、DIYで行う場合との比較をしても遅くありません。DIYで失敗してしまい、はじめからアンテナ業者に頼めばよかったと後悔にならないように、見積りを先にとっておきましょう。
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「マンションやアパートなどの共同住宅でテレビが映らなくなってしまった」
そんなとき、どのような原因が考えられ、どのような確認や対応をすればよいのかを解説していきます。
共同住宅の場合、まずはどのような方法でテレビを受信しているのか確認しましょう。もしものトラブルのために、できれば引越しのタイミングで管理会社に確認しておくとよいでしょう。一般的には、次の3つのうちのどれかに該当していると思います。
1つ目は、アンテナで電波を受信する方法です。最も一般的な形で、共同アンテナで受信したテレビの電波が各部屋に分配されて届けられます。アンテナを各世帯分用意しているわけではなく、ブースター(電波の増幅器)で強くした電波を、各世帯に届けています。
2つ目は、ケーブルテレビです。ケーブルテレビは、マンションやアパートでテレビの電波を受信することはなく、別の場所で管理されている受信設備で電波を受信します。地デジと衛星放送のどちらの電波も受信して、ケーブルで住宅にテレビ電波を届けているものです。
3つ目の受信方法は、ひかりTVです。ひかりTVもケーブルテレビのように、マンションやアパートとは別の場所から有線で送信されたものを、テレビで受信します。インターネットのイメージが強い光回線ですが、電話やテレビ放送にも使うことができます。
共同住宅で、テレビが映らない場合、きちんと原因をつきとめるなら、自分の部屋だけ映らないのか、マンション・アパート全体でテレビが映らないのかを把握する必要があります。ご近所の方にきいてみたり、管理会社に他の住人の方からテレビが映らなくなったという連絡が入っていないかと確認してみましょう。
もしも、テレビが映らなくなったのが、自分の部屋だけだった場合、次のようなことが考えられます。
ケーブルが抜けたり、緩んだりしていないか確認し、ケーブルを差しなおしたりしてみましょう。それでも改善しない場合は、ケーブルの断線や不具合、テレビの故障の可能性があります。管理会社に連絡をして、状況を説明し、点検などを依頼しましょう。
自分の部屋だけでなく、マンションやアパート全体でテレビが映らない場合は、何か共通の不具合が起きている可能性が高いです。例えば、アンテナであれば、天候が影響している可能性もありますし、ケーブルテレビやひかりTVの場合は障害などがでていることも考えられます。これらが原因であれば、しばらく様子をみることで、復旧することがありますが、長時間続くようでしたら管理会社に連絡し、調査などの対応を依頼しましょう。
以前のマンションではBS放送をみることができたのに、引越し先ではBS放送が映らない。この場合に考えられるのは、引越し先の建物にBS放送をみる環境が整っていない可能性があります。BS放送を視聴するためには、BSアンテナを設置するか、ケーブルテレビ、ひかりTVのいずれかの環境が必要です。マンション・アパートのテレビの受信環境がアンテナで、共有のBSアンテナがない場合は、視聴ができません。
どうしても、BS放送をみるためにアンテナを設置したい場合は、管理会社に確認して許可をとってからにしましょう。テレビアンテナの設置には、専用の金具を使用したりします。物件によっては、ベランダなどへのアンテナ設置を許可していないものもあります。アンテナ工事の専門業者に依頼をする場合も、必ず事前に許可をとった上で連絡をしましょう。
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BSアンテナ設置の際の、ポイントや注意点について、ご紹介します。BSアンテナは設置にあたり、地デジアンテナとは異なる制限や注意点もありますので、DIYで設置を検討している方も参考にしてください。
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まずはBSアンテナの設置場所についてです。設置場所は、次の2つの条件にあてはまる場所を選びます。
BSアンテナは屋内への設置はできません。BS放送の電波は、遮蔽物に極端に弱い性質があります。屋内では壁に囲まれてしまい、衛星からの電波を受信することができなくなってしまうのです。多少であれば、壁などを通り抜ける性質を持つ、地デジの電波と大きく違う点の1つです。そのため、衛星のある南南西の方向に、障害物があるとやはり電波の受信がしにくくなります。ビルなど周りの建物を気にするのはもちろんですが、大きな木などにも注意は必要です。冬に木の葉っぱが落ちた状態で「受信は大丈夫」と判断しても、夏になったら葉っぱで遮られるといったことも起こり得るので気をつけてください。
BSアンテナは、必ずしも高さが必要なわけではありません。電波の送信元は、衛星なので、地面と屋根の上でも変わらないと言えます。ただ、遮蔽物に弱いので、周りを建物などに囲まれている環境であれば、少しでも高い位置につけることで、衛星とアンテナの間に何もない状況を作りやすくなります。
BSアンテナの設置場所によっては、アンテナ工事業者に依頼することなく、自力で設置することも可能です。ベランダなど、比較的安全面が確保できる場所への設置であれば、DIYに慣れている人にはそれほど難しくありません。金具の設置→BSアンテナの調整と設置→ケーブルの接続→ケーブル処理→テレビへの接続→テレビの設定。概ねこのような手順で進行すれば作業が完了します。DIYで設置する際に気をつけたいのは、アンテナの調整です。電波チェッカーなどを使って、できるだけ正確に衛星の方向にアンテナを向けましょう。BSアンテナは1度でも設置角度が変わると、きちんと映らなくなることもあります。
電波は天気の影響を受けます。雨や雪など、悪天候の時に作業をすると、正確な電波の受信レベルを把握することが難しくなります。電波の受信レベルが悪かった時に、天気の影響なのか、角度や障害物の影響なのかが判断しにくくなってしまうからです。DIYで設置する場合は、環境が一番いい時を選んで、作業をするようにしてください。もしも、晴れている状況で、電波の受信レベルが十分に得られない場合は、ブースターの設置や、アンテナ工事業者に依頼するかどうかの判断の目安になります。
BSアンテナの設置を専門業者に依頼することは、次のようなメリットがあります。
アンテナ工事専門業者に依頼することで、設置場所選びから、テレビがちゃんと映るかの確認まで、全てを任せることができます。また、ベランダなど、ご自身で作業できる範囲では電波が受信できない時も、専門業者への依頼で問題は解決できます。屋根上や壁面といった場所に設置することができるので、住宅全体の中で、最適な場所への設置が可能です。そして、しっかりと固定されることで、強風などでアンテナの角度が変わってしまうといった、設置後のトラブルも少なくなります。
今回は、BSアンテナの設置について解説をしました。BSアンテナは、地デジアンテナとはまた違った特性を持ちます。どちらの方が設置がかんたんというのはなく、それぞれに適した設置場所や設置方法があります。設置後のアフターケアや、アンテナをできるだけ長くもたせたいという場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
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せっかくBS/CSアンテナを取り付けたのに番組が視聴できない。そんな時に確認していただきたいのが、アンテナへの電源供給設定です。BS/CSアンテナは電源供給がされないと、映像をテレビまで届けることができません。今回は、アンテナへの電源供給について解説していきます。
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BS/CSアンテナへの電源は、テレビやレコーダーなど、接続する機器から供給されます。また、ブースターを利用している場合は、ブースターから電源を供給します。家電製品のようにコンセントを繋ぐようなことはありません。
電源がアンテナに届いているかの確認方法ですが、次の点をチェックしてください。
この中で、3つ目の電源供給設定は、接続するテレビまたはレコーダーから設定をする必要があります。
BS/CSアンテナに電源供給をするための設定があります。設定は、リモコンボタンの操作により可能ですが、メーカーによって設定方法が異なりますので、各メーカーのホームページなどを参考に行ってください。また、設定は「オン」と「オート」があり、それぞれ、次のような違いがあります。
オートに設定をしてBS/CS放送が視聴できない時は、設定をオンに切り替えてみてください。この切り替えを行うだけで、視聴できるようになる場合があります。
複数のテレビでBS/CS放送を視聴していて、特定のテレビを消すと他のテレビでBS/CS放送の視聴ができなくなることがあります。この場合の考えられる原因は分配器です。
分配器には、1端子だけ電源が通る1端子電流通過型というものがあり、特定の1台からのみ電源供給ができる仕組みになっています。そのため、対象の機器の電源を切ると、アンテナに電気がいかなくなり、他のテレビで放送の視聴ができなくなるのです。
解決策としては、分配器を「全端子電流通過型分配器」に交換することです。このタイプの分配器に交換すれば、接続しているすべての機器から電源供給が可能になります。
電源供給設定は、基本的には一度設定すれば良いものです。しかし、テレビの買い換えや、機器の追加をした時は、再度同じような設定が必要になります。また、何かの拍子に設定が変わってしまうこともありますので、トラブルの際は必ず設定の確認も行ってください。
この記事でご紹介した方法で解決しない場合は、もしかしたら電源以外の原因でBS/CS放送が映らなくなっている可能性もあります。アンテナ工事業者にアンテナの点検を依頼や相談をしてみましょう。
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「BS/CSアンテナを少しでも目立たないように設置したい」
「BS/CSアンテナを隠したい」
「BS/CSアンテナを屋根裏設置したい」
家の美観を保つために、このようなご相談をいただくことがあります。今回は、こういったご希望をお持ちの方に、実際にどのような対応が可能なのかご紹介いたします。
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まず一番気になる「BS/CSアンテナの屋根裏設置」についてですが、結論からお伝えすると、「BS/CSアンテナの屋根裏設置はできない」ということになります。その理由は、衛星放送の電波です。BS/CSといった衛星放送の電波は、遮蔽物を通過することができません。BS/CS放送を視聴するためには、アンテナを屋外に設置しないといけないのです。
外観を気にされる方には、次のような場所に設置させていただくこともできます。
BS/CSアンテナは、電波を遮断しないように気をつければ、外からは見えにくい場所に設置することも可能です。例えば、ベランダやバルコニーの手摺壁の内側に、アンテナを設置するというのも1つの選択肢になります。一般的には、南西方向のベランダの手すりや、壁面といったひらけた場所に設置します。しかし、さきほどお伝えしたように、電波を遮るものがなければ、目立つ場所である必要はありません。
ベランダの手摺壁の内側や、屋上、屋根など、周囲から見えにくい場所でも設置できる可能性はあります。通常ならデッドスペースとなる、2階ベランダのエアコン室外機の上に設置したケースもあります。
BS/CSアンテナの設置は、難易度や料金面を考えると、自力で設置するよりも専門業者に依頼することがおすすめです。電翔も多くのお客さまのアンテナ工事を行ってきました。今回のように、目立たせたくないといったご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。可能な限り、お客さまのご要望にお応えできるような工事を目指します。
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