4Kの解像度について、4K放送のテレビ視聴や録画方法などとともに分かりやすく解説します。
4K放送が開始されてから高画質や映像美など、なんとなくテレビが綺麗に見られると分かっていても、具体的にどのくらいの解像度などか把握している方も少なくありません。
そこで、解像度の意味も含めて改めて4Kについて細かくみてみましょう。
解像度とは、テレビサイズ1インチあたりに画素がいくつ含まれているかを表している指標のひとつです。
現在のテレビは、デジタル放送が採用されていて、例えば、番組を一時停止すると1枚のデジタル画像となるわけですが、この画像は、細かい点の集合体によって作られています。これを画素またはピクセルと表現し、点の数は画素数とも表現されます。
つまり、解像度は1インチあたりの画素数を表していることになり、テレビにおいては、3840×2160など縦と横の比率で表現されるのが一般的です。
また、解像度が大きく、画素数も増えれば増えるほどデジタル画像を構成している点ひとつのサイズも小さくなり、きめ細かやでより鮮明になります。逆に解像度が小さいと点が大きくなり数も減るため、粗い画像に仕上がってしまうのです。
4Kとは、4×1000という数値を表していて、Kは重さのような1㎏=1000gと同様の意味です。そして4K放送は、4000個の点の集合体が横方向に構成されていることを意味しています。
ただし、4K放送の解像度は3840(横)×2160(縦)のため、正確な横方向の画素数は3840個です。本来であれば3.84Kが正しいことになりますが、表現のしやすさなどの事情から、おおよその数値として四捨五入した4が用いられるようになったと推測できます。
ちなみに、4Kの横×縦の画素数は解像度3840×2160=8,346,240となり、約800万画素です。これにより、フルハイビジョンや2K放送と呼ばれる通常のデジタル放送の解像度が1920(横)×1080(縦)=2,073,600の約207万であることから、約800万画素の4Kは2Kの4倍綺麗と表現されることもあります。
このように、4Kは画質を数値化して表現するために使われています。そんな高画質の4Kですが、テレビでは4K放送が2018年12月1日に開始されてから視聴者数も増えています。今後、参入事業者が増えれば、さらなるコンテンツの充実や発展も期待できるでしょう。
なお、4K放送の視聴や録画の方法については次項で詳しく解説していますので、併せてご参考になさってください。
4K放送の視聴や録画は、従来の2K放送の方法とは異なり、別途専用の機器や設備が必要になります。それを踏まえて、視聴方法と録画方法に分けて以下にまとめました。
4K放送を視聴するには前提としてリモコンに4Kボタンがあるテレビが必要です。つまり、4Kテレビまたは4K対応テレビでないと視聴できません。ただし、現在のほとんどの製品は4K放送の受信機能が備わっていないため、次の4K放送対応の機器や設備の用意が必要です。
・4Kテレビまたは4K対応テレビ
・4K対応BS/CSアンテナ
・4Kチューナー
・4K対応テレビ端子
・4K対応テレビケーブル
・4K対応ブースター
・4K対応分配器
・4K対応分波器
現在、使用中の機器や設備が4K非対応の場合は、すべて交換や新設の必要があります。なお、4K放送は現在、衛星放送のみ対応しており、地デジは非対応のため地デジアンテナでは電波を受信できないため視聴できません。4K放送の視聴方法については、下記のコラムでも解説しています。
[blogcard url=”https://www.densho-at.jp/blog/20230227-4k8k.html”]
また、これら4K放送専用の機器や設備の交換や新設工事は電翔でも行えますので、お気軽にご相談くださいませ。
4K放送専用機器の交換・新設をご希望の方:電翔の無料相談/見積もり依頼
4K放送を録画するためには、前項の視聴環境を整えた上で、以下の機器をご用意ください。
・4Kチューナー内蔵レコーダー
・4K放送録画対応外付けHDDまたはSSD
外付けHDDまたはSSDは4Kチューナー内蔵のテレビまたはレコーダーに接続することで録画ができます。
ただし、4K放送のデーター量は、通常の地デジ放送の約2倍です。HDDやSSDの仕様書に記載されている録画可能時間は地デジ放送が基準になっていますので、購入の際はご注意ください。
これにより、4K放送は記載されている時間の約半分しか録画できないので、録画数が多いようでしたら、可能な限り大容量のHDDやSSDの購入がおすすめです。なお、4K放送は1TBあたり約64時間分の番組録画が可能です。
ちなみに、外付けHDDやSSDは、持ち運び便利で電源アダプタ不要のポータブルタイプと置き型の電源アダプタ付属タイプがありますが、テレビに接続した際の電力不足が懸念されるため、後者を使用した方がより安全で確実に4K放送を録画できます。
また、ブルーレイディスク録画機能がある4Kチューナー内蔵レコーダーでしたら、ブルーレイディスクにも録画できます。ちなみにブルーレイディスクの容量は25GBでDVD約5枚分ですので、4K放送は約1時間30分の番組録画が可能です。
以上、4Kの解像度と4K放送の視聴や録画方法について解説しました。4Kの解像度は3840(横)×2160(縦)で約800万画素です。
また、4K放送の視聴や録画は専用の機器や設備が必要となり、環境が無い場合は、機器の購入や工事が必要になります。
テレビアンテナ工事専門店の電翔では4K放送視聴のための工事も行っていますので、お気軽にご相談くださいませ。皆様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております。
4K放送の視聴をご希望の方:電翔の無料相談/見積もり依頼
高画質の映像が楽しめる4K放送。4K対応のテレビも普及が進んでいます。4Kの迫力ある映像を楽しむためには、4Kアンテナの設置する必要があります。この記事では、4Kアンテナの工事費用などについて、ご紹介します。
4Kアンテナの工事のご相談はDenshoまで!お気軽にご連絡ください【年間10,000件のアンテナ工事の実績】
4K8Kアンテナの工事費用は主に次のようなものが含まれます。
標準工事費用には、アンテナ本体の代金+基本作業費が含まれます。標準工事以外は、オプションになりますので、必要に応じて発生する費用です。アンテナを設置する場所や、4K8K放送を視聴したいテレビの台数などによって変わるので、見積もり時に希望の工事内容と予算を検討しながら最終的な設置場所や工事内容を決めていきましょう。
Denshoでの工事費用の目安をご紹介します。
Denshoでは、BS/CSアンテナは4K8K対応のものを標準設置しています。取り扱っている4K8Kアンテナは、ホワイト・ブラック・穴あきの3種類。お好みのものを選択していただくことができます。穴あきアンテナは、1色のみですが、風などに強く、強風や台風が多い地域ではおすすめです。
アンテナ工事に限らず、何かの工事をする時などに、なんのために必要だったかわからないオプション費用を請求されたりしたことはありませんか?Denshoでよく利用されるオプションについて、簡単に解説していきます。
設置場所やテレビまでの距離によって、費用が発生する可能性があります。標準工事に含まれるケーブルでは長さが足りないときなど、延長工事などが含まれます。
電波状況や4K放送を視聴したいテレビの台数などによって、費用が発生する場合があります。アンテナで受信する電波のレベルが低い時、または、複数のテレビに電波を届けるために電波レベルが分散してしまう時などに、電波を増幅するために必要な工事です。
アンテナの設置場所が、高所になる場合に発生する費用です。屋根上や壁面への設置など、設置難易度が高い作業の場合に発生します。
設置している分配器が4K8K放送に対応していない場合に、必要になる費用です。
既存のテレビ端子が4K8K放送に対応していない場合に、必要になる費用です。
アンテナ工事は様々なケースが想定されるため、インターネット上の情報だけで正確な金額を知るのは難しいかもしれません。工事の費用などをできるだけ正確に知りたい場合は、実績のある工事業者に見積もり依頼がおすすめです。Denshoでも、お見積り時に電波調査や作業内容をしっかりと行うため、実際に工事する時に、お見積り金額以上をご請求することはありません。
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BSの4Kアンテナを室内に設置して確実に番組を見る方法を解説します。
4K放送を含む衛星放送用のアンテナは、BS/CSアンテナやパラボラアンテナと呼ばれていて、感度の強い電波を受信するために屋外に設置するのが一般的ですが、室内用も販売されています。
形状は屋外に設置するアンテナと同じで、室内用にアレンジし、スタンドを取り付けた置き型タイプです。
ただし、どんな環境でも使用できるとは限りません。4K放送などの衛星放送を室内アンテナで視聴するには、次の条件をクリアする必要があります。
BS4Kアンテナを室内に設置する最低条件として、電波を受信できる環境があることです。つまり、室内でも屋外と同等以上の電波が受信できなければ、例えアンテナを設置しても番組はみられません。
また、4K放送など衛星放送の電波は地デジ電波に比べて、シビアで少しでもアンテナの位置がずれてしまうと、映像が映らなくなってしまうのです。
このため、室内用のBS4Kアンテナの製品注意事項には、「基本的に室内設置は推奨していません」との文言が明記されていていますので、必ずしも電波を受信できるとは限らないことを十分、理解しておきましょう。
室内にBS4Kアンテナを設置する住宅の周辺環境にテレビ電波を遮る障害物が少ないことも重要な条件です。これは室内に限らず屋内に設置する場合にも当てはまり、テレビ電波の感度が強いエリアであっても、建物や樹木が障害物になって届きにくくなってしまう場合が多々あります。
当然、室内は屋外よりも電波レベルが弱くなりますので、快適に4K放送を視聴するには極力、住宅の周辺に遮蔽物が少ない環境が望ましいです。
4K放送などの衛星放送の電波を感度良く受信するためには、出窓など窓際で届きやすい場所へアンテナを設置するのが望ましいです。
しかし、窓やサッシの種類、厚さによってテレビ電波が透過せず受信できないことも。例えば、寒冷地仕様の二重サッシが使われている物件の場合、電波が窓の先に進めず、アンテナで受信が難しいケースもあります。
特に携帯電話の電波が家の中は悪いのに、外に出ると良くなる物件は電波が届きにくい構造になっているため、テレビ電波も届きにくいかもしれません。
このため、住宅自体が電波を屋内まで届きやすい構造であることも、室内アンテナで4K放送を見るための見逃せない条件といえます。
室内にBS4Kアンテナを設置してテレビを見る場合、電波を正しく受信するための方角と仰角を適切に位置調整する必要があります。それぞれ詳しく、次のようにまとめました。
BS4Kアンテナは、BS・110度CSに該当し、南西の方角に合わせます。室内に設置する場合は、可能な限り南西に近い部屋を選び、窓際など少しでも受信レベルが高い位置が望ましいです。
もちろん、窓の先に建物や樹木などの遮蔽物が少なければ少ないほど、受信感度は高くなります。
BS4Kアンテナの仰角は、前項の方角よりも調整がシビアでエリアごとに異なります。参考値として、地域ごとのアンテナを調整すべき仰角を表にまとめました。
■北海道エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
札幌 | 221.7 | 31.2 |
旭川 | 222.5 | 30.1 |
稚内 | 220.9 | 29.1 |
函館 | 221.7 | 32.6 |
■東北エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
青森 | 222.3 | 33.3 |
盛岡 | 223.4 | 34.0 |
仙台 | 224.0 | 35.3 |
秋田 | 222.2 | 34.5 |
山形 | 223.3 | 35.7 |
福島 | 223.9 | 35.9 |
■関東エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
水戸 | 224.8 | 37.0 |
宇都宮 | 224.0 | 37.2 |
前橋 | 223.1 | 37.9 |
大宮 | 224.1 | 37.9 |
千葉 | 224.9 | 37.8 |
東京 | 224.4 | 38.0 |
横浜 | 224.5 | 38.2 |
■甲信越エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
新潟 | 222.1 | 36.6 |
甲府 | 223.1 | 38.8 |
長野 | 221.9 | 38.2 |
■北陸エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
富山 | 220.7 | 38.7 |
金沢 | 220.1 | 39.1 |
福井 | 219.9 | 39.8 |
■東海エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
岐阜 | 223.4 | 34.0 |
静岡 | 223.3 | 39.4 |
名古屋 | 221.4 | 40.2 |
津 | 221.2 | 40.8 |
大津 | 220.2 | 40.9 |
■近畿エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
京都 | 220.1 | 41.0 |
大阪 | 220.0 | 41.4 |
神戸 | 219.6 | 41.6 |
奈良 | 220.4 | 41.2 |
和歌山 | 219.9 | 42.0 |
■中国エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
鳥取 | 217.8 | 41.4 |
松江 | 216.3 | 42.1 |
岡山 | 218.0 | 42.4 |
広島 | 216.2 | 43.4 |
山口 | 215.0 | 44.1 |
■四国エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
徳島 | 219.2 | 42.5 |
高松 | 218.4 | 42.5 |
高知 | 218.2 | 43.5 |
■九州・沖縄エリア
エリア名 | 方位角 | 仰角 |
福岡 | 213.9 | 45.2 |
佐賀 | 214.0 | 45.6 |
長崎 | 213.8 | 46.2 |
熊本 | 215.0 | 45.8 |
大分 | 215.8 | 44.9 |
宮崎 | 216.6 | 46.2 |
鹿児島 | 215.6 | 47.0 |
那覇 | 215.8 | 53.6 |
ここで仰角をできるだけ正確に調整するために、便利なスマホ用アプリをご紹介しておきます。
BSコンパスというアプリを使えば、お住いのエリアの仰角の数値を算出できて便利です。
▼BSコンパスのダウンロードはこちらから▼
BS4Kアンテナを室内に設置する方法は、ここまで解説してきたとおりですが、やはり環境によってテレビが見られる可能性が低いケースも十分想定されます。そこで、確実に4K放送を見るための、アンテナ設置方法もご紹介します。
それは、なんといっても屋外へのBS4Kアンテナの設置です。室内よりも確実に電波受信が期待できます。主なおすすめの設置場所は次の通りです。
屋根上は、高所で住宅地など建物が密集している場所でもテレビ電波にとっての障害物が少なく4K放送などの衛星放送の電波のみならず、地デジ電波も受信しやすい場所です。
よくある設置スタイルとしては、土台の屋根馬に支柱(マスト)を取り付けて地デジ用UHFアンテナと衛星放送用BS/CSアンテナをセットで設置することが多いです。
ただし、設置条件は屋根馬の設置ができる屋根形状であることのため、難しい場合は他の方法でカバーできます。
ベランダやバルコニーもBS4Kアンテナの設置場所に適していて、南西側に配置されている物件も多いです。
また、戸建住宅に限らず、マンションやアパートなどの集合住宅のベランダも設置場所としてよく選ばれます。
設置方法としては、ベランダの手すりに像鼻金具を取り付けてBS4Kアンテナを固定することが多いですが、外からの見た目が気になる場合は、内側の外壁に隠くれるような取り付けも可能です。
外壁は、地デジ用のデザインアンテナの設置場所として選ぶことが多いですが、BS4Kアンテナも取り付けられます。
サイドベース金具を使ってアンテナ本体を固定する設置方法が多いですが、位置が低くてテレビ電波の感度が弱い場合は、同じ方法で屋根の破風板に設置可能です。
最後にBS4Kアンテナの設置工事の費用について電翔の参考価格を例にご案内します。
BS4Kアンテナ単体の設置であれば、約25,000円~工事を承っております。その他、ブースターなどの部材類の設置料金は次の通りです。
U/Bブースター(アンテナ新設時) | ¥22,000〜 地デジとBS・CS放送の電波が弱い場合、電波を増幅する機械です。 |
---|---|
U/Bブースター交換 | ¥36,300 |
BS/CSアンテナ(ブラック色) | ¥5,500~ |
BS/CSアンテナ(穴あき) | ¥16,500~ |
分波器 | ¥3,300~ |
分配器 | ¥5,500~ アンテナから受信した電波を各お部屋(各テレビ)に分ける機器です。屋外用、屋内用があります。 |
正確な金額は、現地調査の上、お見積もりをお出しいたします。ご利用をご希望でしたら、お気軽にお問合せくださいませ。
以上、BS4Kアンテナの室内設置について方向とともに解説しました。
まとめますと、室内であっても電波を視聴可能レベルで受信できる環境下であれば、設置できます。
その際の方向は、南西のエリアごとに指定した仰角で正しく調整することで視聴可能です。
ただし、室内はどうしても電波の感度が弱くなることが多いため、屋根上、ベランダ、外壁といった屋外への設置を推奨しています。
そして、BS4Kアンテナの設置工事が必要でしたら、専門店の電翔へお任せくださいませ。皆様からのお問合せ、心よりお待ちしております。
4Kテレビを見るには、まず以下のような現在の視聴環境を把握する必要があります。
・地デジのみ視聴している ・4K以外の衛星放送を視聴している |
基本的は必要な部材は共通しますが、環境によって一部異なる場合があります。
また、アンテナで視聴しているのかケーブルテレビや光テレビを契約しているのかもご確認ください。
なお、今回の記事は、テレビアンテナで4Kを視聴する方法を前提に解説していますが、ケーブルテレビや光テレビからの切り替えの場合もご参考になりますので、ぜひお役立てください。
切り替えによるアンテナ工事は電翔で行っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
では、4Kテレビを見る上で必要な部材と視聴までの流れを解説します。
4Kテレビを見るには、次の部材が必要です。
■4K対応テレビ
前提として、4K放送は対応しているテレビがないと映りません。使用中のテレビに以下のような4Kのマークが記載されているか確認してみましょう。
もし、見当たらない場合は、テレビの型番を検索していただきますと仕様を確認できます。
■4Kチューナー
出典:パナソニック
4K非対応のテレビを引き続きご使用されたい場合は、4Kチューナーを接続することで見られるようになります。
■4K対応テレビアンテナ
テレビやチューナー以外に重要なのが、4K対応のテレビアンテナです。
地デジのみご視聴されている場合は、増設。4K非対応の衛星放送用BS/CSアンテナを使用されていれば、対応品交換で視聴できます。
■4K対応ブースター(増幅器)
ブースターはアンテナで受信したテレビ電波の強さを適正レベルに調整する部材ですが、こちらも4K対応製品を用意する必要があります。
■4K対応ミキサー(混合器)
ミキサー(混合器)は複数のアンテナで受信した電波を1本のケーブルに送信するための部材です。4Kの電波を送るには対応製品が必要です。
■4K対応分配器
分配器は、各部屋でテレビが見られるようにアンテナで受信した電波を分配して送信するための部材です。
戸建住宅の場合、屋根裏、バスルームの天井裏、マルチメディアボックス内などに設置されていることが多く、4K非対応であれば対応製品へ取り換えなければ見られません。
■4K対応分波器
出典:DXアンテナ
分波器は、地デジ、BS、CS、4K8Kなど異なる電波が1本のアンテナケーブルに送信されている場合にテレビにそれぞれの放送番組を映すために分波するために必要な部材です。
分波器も4Kテレビに非対応であれば、対応品への交換を要します。
■4K対応アンテナケーブル
出典:DXアンテナ
アンテナケーブルは、一般的に屋外、室内、テレビ周りに配線されていますが、4Kを視聴するには、それぞれ対応製品を接続する必要があります。
なお、これらの部材は、ご自身で設置や交換もできますが、テレビアンテナなど知識と技術を要する部材もあります。
また、ブースターや分配器は屋根裏や天井裏など、見つけにくい狭い場所に取り付けられていることが多いです。
もし、部材の設置や交換が難しいようでしたら、アンテナ工事の専門店、電翔へお任せください。すぐに4Kテレビを見られるようにいたします。
4Kテレビは、前項の環境が整っていれば、対応テレビの場合はリモコンの「4K」ボタンを押して入力切替すれば、番組が映ります。
また、4Kチューナーを使用する場合は、テレビに接続したら電源を入れて、画面表示に従って設定します。チャンネルスキャンが完了後は、番組表よりお好みのチャンネルを選択可能です。
なお、設定がエラーになって4Kが見られないようでしたら、電翔へご相談くださいませ。適切にご対応いたします。
最後に4Kテレビアンテナの種類と電翔の工事費用をご案内します。
4Kテレビアンテナは、BS/CSアンテナ(パラボランテナ)で現在、以下の3種類があります。
■スタンダードタイプ
衛星放送開始から採用されてきた標準的なBS/CSアンテナです。
■ブラックタイプ
太陽光を吸収しやすいブラックは変形などが懸念され、実現が難しかったですが、科学技術の進歩により製品化されました。クールな見た目で人気です。
■メッシュタイプ
アンテナ本体の表面が風の逃げ道になるメッシュ状になっています。台風などの災害対策に効果的なBS/CSアンテナです。
電翔では、4Kテレビアンテナの設置工事費用を以下のようにご案内しています。
4Kテレビアンテナ設置 | ¥25,000~ |
---|---|
ベランダ内設置 | ¥11,000〜 |
ブースター新設 | ¥22,000~ |
ブースター交換 | ¥36,300~ |
分波器 | ¥3,300~ |
分配器 | ¥5,500~ |
なお、表示金額は参考価格です。正確な工事費用の算出は現地調査が必要ですので、ご希望のお客様は電翔へお申込みくださいませ。
以上、4Kテレビを見るには何が必要あについて解説しました。まとめますと、主に必要な部材は以下のとおりです。
■テレビ ■チューナー ■テレビアンテナ ■ブースター ■ミキサー ■分配器 ■分波器 ■アンテナケーブル |
それぞれ4Kに対応した製品が必要になります。そして、現在の視聴環境に応じて、これらの部材の新設や取替作業で4Kの視聴できます。
もし、専門業者のご依頼が必要でしたら、ぜひ電翔をご利用くださいませ。皆様からのお問合せ、心よりお待ちしております。
4Kや8Kという言葉が当たり前に使われるようになってきた昨今、視聴を希望されるお客様も年々と増してきて需要の高さが伺えます。
視聴するには専用アンテナが必要となりますが、住宅外観の見映えを気にされて室内設置を希望される方も少なくありません。
4Kや8K放送は衛星放送に分類され必要アンテナの種類はBS/CSアンテナですが、地デジに比べて電波受信がシビアな特徴があります。果たして4Kアンテナを室内に設置してテレビは映るのか?気になる4K視聴事情についてご紹介します。
実は室内用の4Kアンテナは存在します。厳密にいえば通常屋外に設置する専用のBS/CSアンテナを室内用にアレンジした製品で、スタンドを取り付けて置き型として使用するタイプです。
ただし、4K放送を室内アンテナで視聴するには次の条件が必要です。
前提条件として、4K放送用のテレビ電波をアンテナで受信できる環境がなければ、映像は映りません。
冒頭でお伝えした通り、地デジに比べると衛星放送は電波受信するためのアンテナの位置調節が難しく、通常の屋外設置でも設置場所を工夫する必要が多々あります。
そのため、仮に室内で4Kアンテナを使用する場合は高感度の電波を受信するために、窓際などに設置する必要があるのです。
これは地デジ用の室内アンテナにも同じことが言えますが、先述の理由から4Kの場合はより受信環境の良さが求められます。
仮に4Kのテレビ電波の受信環境が良いエリアにお住いでも、衛星放送電波の発信方角である南南西の位置に建物や木々などが建っていると番組が映らない可能性が高いです。
これは室内に限らず、屋外であっても例外ではなくアンテナ設置場所の周辺に電波の遮蔽物が多ければ多いほど受信も難しくなります。
つまり、室内であれば、屋外よりも受信電波の感度は必然的に弱くなるため、視聴を可能とするには、より環境の良さが求められます。
既にお伝えしましたが、4Kアンテナを室内で使用する場合、窓際など受信電波の感度の強い場所への設置が求められます。また、出窓に置くのも効果的です。
しかし、窓の種類や厚さによっては4K放送のテレビ電波の感度が弱くなる恐れがあります。例えば、寒冷地仕様の二重サッシといった特殊な窓の場合、窓越しにアンテナを置いても十分電波を受信できない可能性も考えられます。
4Kアンテナを室内に設置してテレビを視聴するためには、優れた受信環境が必要とお伝えしましたが、確実に電波を受信するには、やはり屋外設置がベストです。
住宅の美観など見た目が気になるようであれば、設置場所や方法を工夫することで問題をクリアできる可能性があります。
ご参考までにおすすめする4K対応のBS/CSアンテナの設置場所をご紹介します。
屋根上は、高所で住宅地など建物が密集している場所でもテレビ電波にとっての障害物が少なく4K放送を含んだ衛星放送のみならず、地デジも受信しやすい場所です。
よくある設置スタイルとしては、屋根馬に支柱(マスト)を取り付けて地デジ用UHFアンテナと衛星放送用BS/CSアンテナをセットで設置することが多いです。
ベランダも4K対応のBS/CSアンテナの設置に使うことが多い場所です。戸建住宅に限らずアパート、マンションといった集合住宅の増設工事を行う場合もあります。
また、日当たりの良い南南西にはベランダを設けている住宅も多いため、衛星から発信されたテレビ電波が受信しやすいという事情もあります。
なお、見た目が気になる場合は、ベランダの内側壁面にアンテナを取り付けることで外観から隠すことも可能です。
外壁は、地デジ用デザインアンテナと縦または横並びに取り付けることが多いですが、単独での設置も可能です。
サイドベース金具を使用して固定した設置スタイルが一般的ですが、電波の感度が弱い場合は、破風板に立ち上げスタイルで設置することで、感度が強くなる場合もあります。
ここまで、4Kアンテナ・BS/CSアンテナの室内設置についてご紹介してきました。
お伝えの通り、室内用の製品も流通しており、4K放送のテレビ電波を十分受信できれば設置して視聴することも可能です。
しかし、衛星放送の電波受信はシビアなため、極力屋外設置をおすすめしております。
なお、これまでホワイト単一だったBS/CSアンテナは種類が増え、ブラック色に加え強風対策として効果的なメッシュタイプも登場しました。電翔でも取り扱っていますので、ぜひ、ご用命くださいませ。